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映画の音楽② [サウンドトラック]

■BUENA VISTA SOCIAL CLUB  ブエナヴィスタ ソシアルクラブ

buena vista social club.jpg

1997年。
僕は当時ロンドンにいました。
その頃というのは、僕の人生でもっともたくさんの暇な時間を持てた貴重且つ酷く退屈な時期で、
意味もなくロンドンの街を徘徊しては初見のロンドンカルチャーに刺激を受けていた気がします。
(要は学校を出た後ろくに仕事もせずプラプラしていたということです。
訳あって貧乏なくせに渡英出来たのですが、理由はしょうもないので割愛します)

そんな時にふと立ち寄ったピカデリー・サーカス(たしか)のHMVでこのアルバムと出会いました。

ライクーダーは70年代のアルバムをいくつか聴いていたけど、
キューバのすでに隠居したジャズミュージシャンを集めてレコーディングしたこのアルバムは、
それまでのアルバムとは全く異質な雰囲気を醸し出してました。
何か強烈な引力に惹き付けられるかのように、
音楽の内容の予測もつかないまま購入したのを覚えてます。


しかし…

スペイン語で歌われる酷く物悲しい歌を聴いて、
正直心を打つものを感じませんでした。

そもそも英語圏以外の音楽に全く免疫がなかったのもありますが、
キューバン・ジャズという音楽のリアリティあるサウンドの迫力みたいなものは
少しだけ僕には早すぎたのかもしれません。

それでも一年後日本に戻ると、このアルバムのドキュメンタリー映画が公開されていて、
その映像の美しさや登場人物の素朴だけれども芯のある優しい人柄や素敵な音楽観に素直に感動し、
先に買っていたこのアルバムを何度も聴き直しました。


僕は当事ロンドンに満たされない何かを求めてたのだと思うのですが、
そこで出会ったキューバンジャズは、世界の音楽は僕が想像するより遥かに大きな歴史や文化を抱えていて、それがコマーシャルにあらずとも素晴らしいものであることを教えてくれた気がします。


ロンドンはコスモポリタンで色んな人種が行き交う光景が当たり前の街。
だからこそ訳も分からず惹き付けられ、
このアルバムに出会えたのかもしれません。



カミヤマ


映画の音楽① [サウンドトラック]

■ONCE ダブリンの街角で オリジナルサウンドトラック

ダブリンの街角で.jpg

映画のサントラは普段ほとんど聴かないのだけれども、
このCDは例外的によく聴きました。

今まで見た映画の中で最も感動したうちの一つです。
映画全体に漂うザラッとした手作り感と地味ながらも情感豊かなストーリー。
シンプルな恋愛物語だけど、これほど心を揺さぶられる映画は他にないですね。

羽ばたけずにいるミュージシャンと異国からきた貧しい移民の女。

基本、上手くいかない者同士が互いに寄り添うことで道が開けていく、的な
それほど驚くような展開ではないのだけれど、
やはり劇中主人公によって演奏される音楽の良さが
決定的に映画のクオリティに繋がっているのです。

主人公の演奏にリアリティがあるから(実際に演奏してる)、
ストーリーにも厚みが出るし、音楽自体も映像とストーリーの良さが手伝って、
よりライブ感が増して恰好良いのです。


海の見える丘で女が男に言ったチェコ語の意味。
必死で調べました。その意味を知ると感動が倍になります。






カミヤマ


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