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ディランを聴かねばならぬ。 [ロック]

■HIGHWAY `61 REVISITED ボブ・ディラン

BD Highway 61 revisited.jpg

 僕は1973年生まれ。10代後半の頃流行っていたのはハードロック。あっちもこっちもハードロック。15〜6歳で音楽に完全に目覚めた当時の僕のヒーローはガンズ・アンド・ローゼズでありブラック・クロウズでありニルヴァーナでした。音楽性はマチマチだけど、みんなとにかくギターがやかましい。ブラック・クロウズに限っては古いブルーズやソウルなんかをベースにした渋くて大人なロックンロールだったけど、それでも今の感覚からするとギターは随分とやかましい。でも、それがとにかく一番。ギターがラウドでなくてどうする。皆んな長髪。黒ズボンはピチピチ。ニルヴァーナは服もスニーカーもボロボロだったけれど。
 その後、もう少しインディーズライクなバンド、例えばティーンエイジ・ファンクラブやマイブラ、ヨ・ラ・テンゴなんかも好きでよく聴いたけれど、共通しているのはとにかく皆ギターがやかましい。皆んなニール・ヤング・チルドレンだもの。そりゃそうさ。やかましいに決まってる。僕にとってはそれが音楽の全てでした。

 それでもこのあたりのロックを好きになると、そのルーツを辿りたくなるのは世の常とういうもの。やはり60年代、70年代のロックは当時の僕の目にも相当かっこよく映った。「そっちを知らないでこっちばっか聴いてるのってどうなんだろか」という感覚。好奇心と義務感と使命感を持ってざっと聴き漁ったのは以下のバンド/ミュージシャン。

 ローリング・ストーンズ、エアロスミス、ザ・フー、ザ・バンド、スモール・フェイセズ、ハンブル・パイ、ザ・バーズ、ビートルズ、ニール・ヤング、ドアーズ、イーグルス、ジェイムス・ギャング、デレク・アンド・ドミノス、クリーム、ジミヘン、オーティス・レディング、アレサ・フランクリン、キンクス、クイーン、ヴェルベット・アンダーグラウンド、3大キング、ジョンリー・フッカー、ライトニン・ホプキンス、ジャニス・ジョップリン、キャロル・キング、フリー、バドカン、バディ・ガイ、ライ・クーダー、ボブ・マーリー、ニック・ドレイク、グラム・パーンソンズ・・・

 今、パッと思いつくものでこんな感じ。もっともっとありますがイメージとして大体こんな感じは聴かないといかんと思って、素直に凄く良いと思うもの、多少背伸びしているもの、全然良いと思わないもの、僕的には玉石混合な感じで、ただただひたすらに聴き漁ったのであります。

 このいわゆる「昔」のロックを聴くことは比較的再発盤が安く手に入るということもあって簡単なことではあったけれど、現行盤と違ってCDのジャケットもなんだか手抜きっぽいし、とにかく音がペラペラでしょぼいことが多い。安物のコンポで聴くのだから尚更なのだけど、分厚いボリューム感で録音されたハードロックCDに慣れた耳で聴く、ペケぺケでショボショボの小さな音で焼き直された60年代ものの再発CDはどうにもこうにも物足らないのです。なので世間がどれだけ「ジミヘンのファズってすげー」とか「バーズの12弦リッケンのきらびやかなサウンドが云々」とか言われても全然ピンとこないのです。

 はい、それで今日の本題。

 この中に思いつきで列挙したとはいえ絶対に抜けてはいけないミュージシャンが二組います。一つはグレイトフル・デッド。これは完全に僕の音楽性の勘違い及び無理解からくる食わず嫌いによって僕の中で20年くらい放置されてしまった。この件の後悔については過去にも何度か触れたし、今お店でもよくかけているのである程度の懺悔は終了しているつもりなのですが、もう一人ロック好きが抜かしてはいけない偉人を僕は完全にスルーしていました。

 ボブ・ディラン。
 先日ノーベル賞にまで選ばれてしまったロックレジェンドのボブ・ディラン。

 ディランを聴いたのは相当早い段階だったかと思いますが、当時全く解らず。ちんぷんかんぷん。歌詞に重きがあるのは英語に不自由な僕でも解ることでしたが、その長々と語るように同じコード進行を延々と歌うスタイルにすぐに挫折しました。歌詞の意味が解らない、語りっぽい歌い方=曲の抑揚を感じない、そして音がしょぼい。もうこれだけあれば十分。全然良さが解らないのです。もちろん他のバンドだって英詞なのだからほとんど意味は解らないのですが、ディランの場合歌い方のせいもあって歌詞の中身が解らないと何だか前に進めない敷居の高さを感じてました。あとは、初期〜中期のディランのフォークロックサウンドは再発廉価CDではただのペケペケにしか聴こえませんでした。

 で・・・。


 40歳を過ぎ、そろそろ分厚く歪んだロックギターもしんどいよな、もうちょっとクリーンやクランチで渋めに爪弾く感じもいいよな、と嗜好に変化が出てきた今日この頃、自分でもアコギを弾くことが多いのでなんとなくディランをApple Musicで探すのですが、むむむ、ちょっと昔と印象が違うぞ。全然ショボく感じない。むしろギターも歌もものすごい殺気。鋭利鋭角。気迫。何だろか、こうも印象が違うのか。もちろん今の方がまともなスピーカーで聴いてるのは事実だけど、それだけでない根本的な何かを感じる。

 おまけにこんな映像を見たら、昔の自分は全く感じるの力がなかったのだ、と愕然とするばかり。



 これを見てどこがショボいのでしょうか(笑)こんなにも魂のこもったロックンロールが他にあるでしょうか(笑)歌も演奏も凄まじい気迫と熱気。 

 もちろん昔はYouTubeなんてなかったのでこんな映像を見る機会なんてそうそうないのだけど、それにしても、です。

 昔買った廉価版のCDは何故か今手元にはありません。売った記憶はないけれどどこを探してもない。そう、買わないとですね。この時期のディランだけは絶対に外してはならないと音楽を聴き始めて25年くらい経ってようやく気づきました(笑)

 アマゾンでモノ盤のアナログが数枚残ってた。月初ポチります!


boosan
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