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ノラさんの新譜。 [最近のヴォーカル]

■DAY BREAKS ノラ・ジョーンズ

DAY BREAKS NJ.jpg

 待望のノラ・ジョーンズ(以下敬意を込めてノラさん)の新譜が出ました。この人の場合、新譜が出るだけでビッグニュースですね。そのくらい世界的スターミュージシャンのノラさん。

 僕はアマゾンでアナログで購入。EU盤。洋盤の発売日当日にきちんと届きました。早速聴いてみましたが、今回は良いです。ホントに素晴らしい。発売前から「ジャズに立ち返ったノラ・ジョーンズが復活」的なコマーシャルがたくさんあったし、先行で公開された「Carry On」という曲がいかにも1st当時の雰囲気を思い出させるものだったので、なんとなくアルバム全体ジャジーでメロウなノラさんの一番人気のある部分(笑)が強調されてるのだろうなと予想していましたが、実際のところはちょっと印象が違ったものでした。
 
 同じジャジーでも音楽年齢が10〜20歳くらい上のジャジーで、時間帯も22:00頃よりは24:00頃のほうが似合うというか。要は、ちょっと大人の雰囲気なのであります。そこが今回のポイントですね。でも、実はこの「ちょっと大人」が厄介で、ノラさんのような青春の痛みやその癒しを歌うイメージのシンガーにとって「ちょっと大人になる」ということは、大胆に言うと一番の「ウリ」の部分を捨ててしまっている可能性があるとも受け取れるのです。なんだ、もうあの痛みや癒しは消えちまったのか、もう大人かよ、的な。実際各所のレヴューを見てみると、「昔のノラを期待してたのに!!がっかり」という声も少なくない。なんとなくその気持ちは分からないでもないです。確かに「Don`t know why」は唯一無二の大名曲だし、今何度聴いても沁みます。あの淡く切ない感じはいいよなー。

 でも、どうでしょう。今1stや2ndの焼き直しなアルバムを出してそんなに面白いでしょうか。ノラさんだって若かったから歌えたこと、っちゅうもんがあるかと思います。今ではノラさんも2児の母で年齢だってまあまあいい大人です。音楽を続けていく上で歳相応な演奏や歌唱ってものがあると思うのです。個人的にはいつまでも同じことをやり続けることのほうがつまらなく感じます。(ニール・ヤングみたいな人の場合は別の話ですが。でもそのニール・ヤングとノラさん、めっちゃ仲良しですね、最近、笑)

 で、肝心のアルバムの内容ですが、ジャジー、ジャジー、と散々言われてますが、もちろんジャズもありますが、ロックも半分くらいあります。というか、そもそもノラさんって初めっからそんなにジャズだったことはないと思うのだけど。この人は根本はカントリーシンガーです(と思ってます)。他にありそうでない声質や器用な楽曲アプローチのせいで色んな側面があるのかと思いますが、やっぱりノラ・サウンドでしかない。オリジナルだろうがカバーだろうが全部ノラ節になる。そこが良いのである。今回はとにかくB面(7曲目以降)が良いです。ウエイン・ショーターのソロやスイングジャズ風なホーンセクションのサポートを受けながら進み、すでに名曲となった「Carry On」に流れ、猛烈に暗く耽美な「Fleurette Africaine」で終わる。凛とした良い流れ、良い曲々。A面ラストのニール・ヤングのカバーも良いけど。

 3日前に届いて多分30回はこのアルバムを聴きました。最初は「ちと暗いな」という印象がだいぶ変わってきます。今もブログをパタパタしながら聴いてます。地味な印象のレコードですが聴き込みに耐えうる実の詰まった本物の音楽です。

 
 今日はかなり涼しいですね。ようやく秋めいてきました。秋めいたついでに定休日のエネルギー補給にと近くのケーキ屋でモンブランを買いました。大好物のモンブラン。これ食ってまたノラさんのこのレコード聴こうかな。ささやかですがこのくらいのことで自分の人生もまあまあ悪くない、と思えてしまう幸せなヤツです(笑)


boosan



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