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とんかつ。 [フォーク/ソフトロック]

■In My Own Time カレン・ダルトン

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 好物は「とんかつ」である。いつの頃からかはっきりとそう認識するようになった。僕は有名人ではないので他人から「好きな食べ物は何ですか?」なんていう質問をされることなんてまずない。その上、毎日生意気にもそこそこ忙しく過ごしているので、「自分はどんな食べ物が好きなのだろうか」なんて日常で考えることも滅多にない。腹が減れば近くにあるものを義務的に食べることがほとんど。しかし、それでも最近はどういうわけか「とんかつを食べたい」と思うことが多い気がする。その頻度からしてきっと好物なのだろうなーと思うようになりました。

 とんかつをよく食べるようになったのは、今の喫茶/カレー屋店主という仕事に就いてからだと思う。それまではもちろん好きではあるけれども、それほど頻繁に食べた記憶はないし、だいいち高脂肪、高カロリーが気になってなかなかサラリーマンのランチ候補にはあがらなかった。今よりは身体も心も若いはずなのにどこか「重い食べ物」というイメージがあった。当時の上司と品川のインターシティに入っていたとんかつ屋はたまに食べに行ったなぁ。

 今徳島に住んでいながら食べるとんかつは4種類。四国県内で展開するとんかつチェーン店のもの(気の利いた種類の野菜を食べ放題できる嬉しいお店)、多分全国で食べることができるとんかつ専門のファーストフード店のもの、近所にある老舗の洋食屋の濃厚デミグラスソースがかかったものと、あとはスーパーの惣菜売り場にあるとんかつ。自分の店が開いているときは、そのいずれにも足を運ぶことは不可能なので、だいたい食べるのは店が休みの日。その日のいろんな事情で選択肢は変わるのだけど、一つ言えることはどれを食べても僕は満足しています。うーん、どれも美味しい。

 もちろん厳密なことを言えば、ここそこのとんかつよりあっちのとんかつの方が肉質も油も新鮮でいい、だとか、そもそもスーパーのとんかつは冷えているので、揚げたてにはかなわないだとか、色々ありますが、そんなことは僕にとってはどうでもいいことなのであります。その店で食べる/買う以上、そのくらいの内容の違いははじめから分かっているわけで、とんかつであることには変わりない。とんかつはとんかつである。僕の嗜好は「とんかつであれば何でもいい」状態と言えるので、真のとんかつファンといってもいいのでは、と思ってます。

 今の仕事をしてからよく食べるようになったと書きましたが、やはり単純に身体を1日中使う仕事なので、そこで消耗したエネルギーなり栄養をとんかつで補っているのでしょう。食べると不思議と元気になります。気のせいか。いや、そんなことはないな、確かに元気になっている気がします。まあ、気のせいでもいいです。いろんな食べ物のなかでもその満足感は僕のなかではかなり上位にあることはまちがいない。とんかつにより明日のカレーの糧になっているといっても過言でない・・・。

 休みの日に必ずとんかつを食べるとして、週に一回のとんかつ。もりもり食べます。むしゃむしゃ食べます。が、それ以外の日は食べません。普段は業務上必須なカレーの試食/味見と、これまた健康管理上最近やむなく取り入れた玄米食。これらに野菜や納豆・豆腐など豆類をプラスアルファしてちまちま食事してます。ほんとにちまちま。最近はアルコールも控えめ。調子がいい。それで月曜日の昼ごろから「とんかつ欲」がふつふつ湧き上がってきて、火曜日の定休日の昼頃、頂点に。それでまた、1週間かけてちまちま食事してまた待望の火曜日を迎えるというサイクル。

 
 ちなみに肉はヒレよりロースがいい。脂は多いです、もちろん。ヒレも美味しいけど、どうせとんかつを食べるのなら余計なこと気にしないで脂ごと食べちゃえよ、って思ってしまう。もちろん好みの問題だけど「ダイエットコーラ」とか「糖質オフのビール」とかはあまり好きでない。それなら麦茶でも飲んだほうが美味しいな。ロースを選ぶのはそういう感覚。


 今日はいつもにましてくだらない内容です(笑)どうかご勘弁を。さっき暇さにかまけて村上春樹さんの「雑文集」を読んでいたら、「『牡蠣フライ』について書く(語る)ことによって、自分自身を語ることになるのだ」というメタフォリックで粋な文言を見かけたので真似をしてみました。村上さんの文旨はすごく面白いなーと思ったけど、自分ではなかなかうまくいかないものですね(笑)興味のある方はぜひホンモンを読んでみてください。


 しかしそれにしても、とんかつとは全く関係のないカレン・ダルトン。語られるべきことがたくさんあるカルトで伝説的なシンガーですが、僕のとんかつ熱の前では脇役になってしまいました。すみません・・・。このブログを書いてる最中の良きBGMとして使わせていただきました。素晴らしい音楽なのでこちらも興味のある方はぜひ。



boosan

 

ジェリー・ガルシアのレコード。 [フォーク/ソフトロック]

■GARCIA ジェリー・ガルシア

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 1月、2月と予想に反して忙しくさせていただいていたので、密かに心の中では「ひょっとして今月はもういけるんではないか」と安心しかけていたのですが、やはりそうは世の中甘くありません。暇だ。頑強なまでに筋金の通った暇。完璧な暇。店の前を通る人の目にはcafe boosanの姿は映ってないみたい。うちの店だけ世間の時間枠から異次元に外れてしまったような孤島感というべきか。ちなみに昨日も。嫌な流れ(笑)
 今日なんてお店を開けて1時間後には翌日の仕込みも終えることができてしまったし、携帯のサッカーゲームも無事全試合終えて優勝してしまった。読みかけの短編の小説(「犬の人生」マーク・ストランド著、村上春樹訳)も楽々読み終えてしまった。それでもすることがないからグラスを拭いたり、コーヒーのペーパーフィルターのストックも全て折り終えてしまった。仕方がないので、今カウンターに座ってこのブログを書いている次第です。

 そもそも、根がせっかちな上に、ずっと動いてないと気がすまない性分。果たして地方の狭小喫茶店主という仕事がそんな性格に向いているのかかなり疑問ではありますが、それでも始めてしまったのだから仕方ない。常に忙しくなるべく働く(働ける)ように頑張るしかないのです。

 最近ジェリー・ガルシアのレコードを手に入れました。これはセカンドアルバムでカバー曲ばかり。チャック・ベリーやストーンズ、スモーキー・ロビンソンなんかのクラッシックソングがガルシア流に、緩く優雅に演奏されていて凄くいいです。いろんなタイプの曲が入っているから散漫な印象なのかと聴く前は危惧しましたが、全然そんなことはありませんでした。全てがガルシア流のソフトで優しいピースフルなロックサウンドに仕上げらられてます。しみじみいいレコード。何回でも聴いてられる。たとえすることがなくて暇過ぎても、これを聴いてる分には心は穏やかです(笑)

 そういえば、そろそろ2月の限定スイーツ「フォンダン・ショコラ」の終わりが近づいてきました。こちらはお店にとって初めての商品で、当初ドキドキしながら提供していたのですが、無事に何人かのお客様には熱いお褒めの言葉も頂きまして、ほっと胸をなで下ろしている次第です。しかし、毎日寒いとはいえそろそろ「フォンダン〜」の雰囲気ではないですね。空気が春っぽい。ヴァレンタインが過ぎると急に世間からチョコ感が薄れていくのを感じるの僕だけでしょうか。茶色よりは明るいピンク色の気分です。いずれにせよ、今週末いっぱい、もしくは2月いっぱいくらいまでの予定ですので、まだこってりチョコレートの気分だよ、の方はぜひお試しください。ラムをきかせてます。

 と、ここまで大した長い文章でもないですが何の障害もなく久しぶりのブログを書き終えることができました。今日は色々スムーズに成し遂げてます(笑)

 
 閉店まであと1時間とちょっと。もう2回はガルシアのレコードを聴けそうです(笑)



boosan

 

滋味地味な名盤。 [ファンク]

■Fresh Sly & the Family Stone

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 年末にこのアルバムの再発アナログ盤を手に入れてからというものの、ほぼ聴かない日はないというくらいヘヴィ・ローテーションになってます。もちろんスライは昔から好きで「Stand!」あたりは本当に飽きるほど何度も何度も聴いた。でも、スライを聴いていたのが20代の中頃で、ちょうど音楽の趣味趣向が段々とブルーズ/ブラックミュージックからイギリスのポップなギターバンドに移行していた時期で、このアルバムの一つ前の「暴動」でなぜかスライを聴くのをやめてしまっていたのです。周りからは「『Fresh』、凄く良いよ」って散々言われてたのに。

 なので、それ以来約20年ぶりくらいにスライを聴いていることになるのですが、この「Fresh」が一番ですねぇ。もしかしたら、20年前の20代の僕の耳ではこの良さは判らなかったかもしれないけど。今は凄くいい。なんと言っても衝撃的なイントロで始まる一曲目の「In Time」。音数も少ないし比較的静かな出だしですが、この地味さの中に潜む「ちょっとおかしな」感じがたまりません。決して奇異を衒うわけでもなく前衛的なわけでもなく、ネジが一本ほんの少しだけ緩い感じといいますか・・・。リズムも凄くタイトでヘヴィさもあるけど、ちょっとだけ緩い・・・。

 まあ、このアルバムの素晴らしさはAmazonのカスタマーレヴューを全部見ればお腹いっぱいになるほど知ることができますが、何とも言葉では表現しづらい独特の「間」と「クールネス」に尽きると思ってます。とにかくクール。ひんやり。熱いと思った瞬間すぐにその後ひんやり。とにかく何度も聴くべし、です、はい。

 僕の購入したアナログ盤はオリジナルマスターからのものみたいですが、時代によっては別マスターをリマスタリングしたものも出回っているようです。そっちも聴いてみたいからCDもいつかポチる予定です。

 
 それにしても、地味なものの良さが段々とわかるようになって音楽探究的にはとても楽しいですが、それにつれてこのブログも更に地味に地味に(笑)毎度これといったネタもないまま誤字も気にせずアップしたものを読んでくださる方がいらっしゃいますので、改めて感謝申し上げます。ありがとうございます。もし、一つでも気になるレコード、CDがあるようなことがあればそれはとても嬉しいことです。

 
 ではでは、今日はこの辺で。週末、皆さんのご来店お待ちしております!


boosan
 

 

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